2024年11月19日より、東華禅寺では35日間にわたる閉関禅修が始まりました。前夜には観音洞の師父方によって荘厳な結冬安居「打禅七法会」が執り行われ、私たちは師父方のために灯明を捧げ、修行の円満成就と深い悟りの境地が得られますよう祈念いたしました。

今朝、結跏趺坐で『金剛経』を誦読していたところ、ついに一時間という境地を突破することができました。これは誠に慶び深く、また格別な法悦の瞬間でございました。
近来、私は毎日寺の猫や鳩に餌を与えることを日課としています。齊善の菜食ハムソーセージを分け与えているのですが、彼らが美味しそうに食べる姿を見ると、私の心にも言い知れぬ満足と歓喜が湧き上がってきます。
昨夜は店長と共に店内で声を揃えて『金剛経』を誦読しました。来月末までに五百部の読誦を達成した後は、『法華経』に移行する計画を立てております。
昨日の午後、店長と仏法について多くを語り合う中で、ここにいる多くの師兄たちが、かつて天悦名坊の経典や書道手本との縁があったことを知りました。楊寧老師の話にも及び、皆が老師を観音菩薩のように慈悲深いお方と感じていること、そして萬行大和尚が普賢菩薩のような広大な行願力を体現されていることを共有し合いました。
最近私は特に『普賢行願品』を誦読することが多く、その中に満ちあふれる法悦が、私に深い静寂と満足感をもたらしてくれます。出坡(作務労働)の際、琦琦さんが寺での様々な体験を語ってくださり、中でも特に心に響いたのは次の言葉でした:
「すべての出来事の起こりをあるがままに受け入れ、自分自身の不完全ささえも包み込む」
この言葉は、柔らかな光のように私の心を照らし、深く静かな共鳴を覚えずにはいられませんでした。




