マレーシア統計局の最新データによると、2021年におけるマレーシアの華人の人口比率は総人口の23%であり、2022年には22.8%に減少すると予測されています。
2022年7月29日に発表された「2022年現在の人口予測」に関する報告書によると、マレーシアの華人の人口比率は毎年0.2%の割合で減少しており、2020年の23.2%から2021年には23%に、2022年にはさらに22.8%に減少する見込みです。

一方で、マレー系の人口比率は明確に増加傾向にあり、2020年の69.4%から2021年には69.6%に増加し、2022年には69.9%に達する見込みです。インディアン系の人口は2020年と2021年の6.7%から、2022年には0.1%減少して6.6%になると予測されています。その他の人種の人口は引き続き0.7%を維持しています。
報告書によると、マレーシアの総人口は2022年に3270万人に増加する見込みであり、2021年の3260万人および2020年の3240万人と比較して、約0.2%の増加です。マレーシアの市民人口は毎年約20万人増加しており、2020年の2980万人(91.7%)から2021年には3000万人(92.1%)に増加し、2022年には3020万人(92.6%)に達する見込みです。しかし、マレーシアの非市民人口は顕著に減少しており、2020年の270万人(8.3%)から2021年には260万人(7.9%)に減少し、2022年には総人口の7.4%、つまり240万人にとどまると予測されています。
マレーシアの総人口は増加しているものの、その増加率は低下しており、2021年の0.8%から2022年には0.7%に減少すると見られています。この傾向は、2020年および2021年のパンデミックの影響により、非市民人口が大幅に減少し、それが全体の人口増加率の低下を引き起こしたためです。