マレーシア統計局が発表した2024年のデータによると、全国の総人口は3410万人に達し、前年より1.9%増加しました。
そのうち、マレーシア市民の人口は3040万人から3070万人に増加し、0.7%の伸びを記録。
一方、**非市民の人口増加率は13.6%**と非常に高い伸びを示しました。

民族構成の変化:ブミプトラの割合が増加、華人・インド系は微減
マレーシア原住民(ブミプトラ)の人口割合は70.4%に上昇し、依然として最大の構成比を占めています。
華人(中華系)は22.6%から22.4%に、インド系は6.6%から6.5%にそれぞれ減少。
その他の民族は前年と変わらず、0.7%を維持しています。
州別の人口分布:セランゴール州が最多、ラブアンとプトラジャヤは最少
セランゴール州:全国人口の21.6%を占め、最も人口の多い州。
ジョホール州:12.3%で2位。
サバ州:11%で3位。
最も人口が少ない地域:ラブアン(0.3%)とプトラジャヤ(0.4%)。
年齢構成の変化:生産年齢人口が増加、高齢化の傾向も
0~14歳の人口:全体の22.2%で、前年の22.7%からわずかに減少。
15~64歳(生産年齢人口):70.1%に上昇(前年は69.9%)。
65歳以上の高齢人口:7.4%から7.7%に上昇し、高齢化が進行していることを示しています。