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火曜日, 2025-04-29
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大阪万博 中国館、世界を驚かせる準備万端

2025年日本・大阪万博は、4月13日から10月13日まで開催されます。中国館は、その中でも最大規模かつ最も注目を集めているパビリオンの一つであり、そのデザインコンセプトや展示内容は常に注目されています。

中国館は約3,500平方メートルの敷地に建てられ、「人と自然の生命共同体を共に築く——グリーン発展の未来社会」をテーマに、「天人合一」「緑水青山」「生生不息(せいせいふそく)」の3つの章で構成されます。5,000年にわたる中華文明が育んだ伝統的な生態系の知恵を紹介し、新時代のグリーン発展の理念と成果を披露するとともに、中国が世界各国と手を取り合い、人と自然が共生する未来を共に描くという美しいビジョンを提示します。

館内では多数のインタラクティブ装置、デジタル技術、AI技術を活用し、来場者に知識と楽しさを提供します。館内には、デジタルで再現された中国古典『耕織図』の展示や、神舟19号の宇宙飛行士が宇宙ステーションで撮影した映像、月の土壌の展示エリア、「蛟龍号」体験カプセルなどが登場します。

中でも注目なのは「月壌」の展示です。中国貿易促進会の副会長であり、中国館の政府総代表を務める李慶霜(り・けいそう)氏によると、「生生不息」エリアでは、嫦娥5号と嫦娥6号が持ち帰った月の土壌サンプルを展示し、世界で初めて月の表側と裏側の土壌を間近で比較できる機会を提供します。「来場者はレンズ装置を通じて月壌の独特な構造や微細な違いを観察でき、人類の宇宙探査の夢が現実になった感動を共有できます」と語りました。

会場は大阪市の人工島「夢洲」にあり、約155ヘクタールの広さを誇ります。今年2月に主催者が発表した情報によると、158の国・地域と7つの国際機関が出展を予定しています。会場に入ると、独特なデザインで注目を集める公式マスコットと、シンボルとなる「リング状の大屋根」構造がまず目に入ります。

今回の万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」です。各国のパビリオンやテーマ館などでは、「生命」「循環」をキーワードに、マルチメディア技術やインタラクティブ展示、ロボットなどを駆使して、未来社会の姿を描き出します。主催者は最終的に2,300万枚のチケット販売を目指しており、運営費の支えとする計画です。うち前売り目標は1,400万枚で、今月初めの時点で約870万枚がすでに販売されています。

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