行政長官の李家超氏は昨日、礼賓府で吉林省委員会書記・省人民代表大会常務委員会主任の黄強氏と会談し、香港と吉林の協力および人的交流について意見を交わした。代理政制及び内地事務局局長の胡健民氏と行政長官弁公室主任の葉文娟氏も出席した。

スーパーコネクターとしての役割を発揮
李家超氏は、黄強氏が代表団を率いて香港を訪問し、吉林・香港の経済貿易交流および吉林の産業プロモーション活動に出席したことを歓迎した。李氏は、吉林は国家の「一帯一路」構想における北方開放の重要な窓口であり、工業や製造業の発展が強く、特に自動車や高速鉄道の製造業は国内で先進的な水準にあると述べた。香港は「一帯一路」の機能プラットフォームとして、「スーパーコネクター」および「スーパー・バリューアダー」の役割を引き続き発揮し、国際的な交流と協力を深化させることで、吉林やその他の内地の省・市の国際市場拡大を支援すると同時に、より多くの外国投資を中国に引き込む。
李家超氏は、香港は常に吉林にとって最大の外資供給地であり、2024年時点で香港による吉林への投資総額は90億米ドルを超えていると指摘。また、香港の芸術団体や青少年グループも近年複数回吉林を訪れて交流活動を行っており、吉林と香港が経済、文化芸術、青少年交流など多方面において緊密なつながりと深い友情を有していることを反映している。
また、昨年12月に香港と吉林省長春市の直行便が開通したことにより、吉林・香港両地の経済・人的交流がさらに推進され、両地の民心のつながりが深まると語った。香港は引き続き吉林との多方面の交流協力を深化させ、互いの強みを補い合い、国家の発展により大きな貢献をしていくと述べた。