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火曜日, 2025-06-17
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山東省、インバウンド観光が加速 総額100億元の文旅プロジェクトがまもなく契約へ

(ヤン・イーシア、ツォン・ユージエ)山東省政府新聞弁公室が22日に行った記者会見によると、「2025山東省文化観光産業高品質発展大会」は24日から25日にかけて徳州市で開催される。開幕式では、「大道の旅」中国儒教文物テーマルートの建設が始動され、総投資額154.5億元の18件の主要文化観光プロジェクトの契約が行われる。

「第1四半期、山東省は延べ28.3万人のインバウンド観光客を受け入れ、前年同期比80.9%増加しました」と山東省文化観光庁副庁長・孫蕾氏が紹介。今年に入り、山東省は100以上の旅行業者と10名の外国インフルエンサーを視察に招き、異なる市場向けに30以上のコアなインバウンド旅行ルートを発表。大会期間中には、韓国、日本、香港の協会や旅行会社など最初の10社に「孔子の故郷・おもてなし山東」インバウンド観光パートナーの認定証が授与される。孫氏は大公文匯メディアに対し、来たる「2025年香港・マカオ山東ウィーク」では、香港での青少年向け研修旅行プログラムを重点的にPRする方針を明らかにした。

大会では《インバウンド観光サービス向上特別行動計画》が発行され、観光客の買い物ニーズに応え、出国時の即時還付制度の推進、還付店舗の拡大が提案される。また、年8路線の国際航空便開設、年30回の国際クルーズ運航、1時間以内の入国審査完了の達成などを目指す他、24時間以内のトランジット免除や海外出張団体によるPR活動も奨励する方針だ。

劉少華・副庁長によると、今回の18件の文化観光プロジェクトは合計154.5億元を投じ、パフォーミングアーツ、映像制作、ウェルネス観光、低空飛行体験など多様な分野をカバーしている。たとえば、青島の「シルクロード千古情」大型公演プロジェクト、徳州市楽陵市の映像文化観光融合型産業園などがある。

また大会期間中、視察ツアーやプロジェクト展示、文化観光省の産業支援プラットフォームによるマッチングイベントも同時開催される。開幕式では「おもてなし山東・斉魯1号」観光列車を舞台に特色ある観光劇が披露される。映画『唐探1900』やドラマ『国色芳華』の撮影地である楽陵影視城では、移動式没入型観劇体験も行われる予定。大会では初の海外分会場として、シンガポールにて「2025中国・シンガポール観光協力フォーラム」と「山東文化観光産業(シンガポール)プロモーション会」が開催され、両国の専門家、航空会社、観光地関係者が参加する。

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