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火曜日, 2026-02-17
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世界各地の市長がハルビンに集結、「氷雪経済」が寒冷地都市を「再生」させる

アジア冬季競技大会の聖火「雪韻丁香(Snow Rhyme Lilac Torch)」が再び灯る中、1月6日、「世界市長対話・ハルビン」が開幕した。様々な国や文化背景を持つ都市のリーダーが黒龍江省ハルビン市に集い、対話を通じて異文化間の相互理解と交流を深めた。

「世界市長対話」はこれまで9都市で開催されてきたが、今回のテーマは「氷雪」。本会議では、現代の「氷雪経済」システムの構築、技術による産業高度化、都市間交流・協力、そして異文化間の相互学習といった議題が議論され、「機会を共有し、発展を共に促進する」との共同提言が採択された。

ハルビン市の王合生(ワン・ホーシェン)市長は、「ハルビンは大自然が与えてくれた氷と雪の銀世界を観光資源として活用し、『金銀の山』(豊かな経済的価値)に変えてきた」と述べた。この経験は、多くの海外の市長たちの共感を呼んだ。ハルビンと同様に寒冷地都市であるフィンランド・ロヴァニエミ市のヘイキ・コンティオサロ市議会副議長は、「両市には互いに学び合える点が非常に多い」と語った。

ドイツ・マクデブルク市のトルステン・クロール副市長は、今回の対話を契機に「氷雪の要素を自国の観光戦略に取り入れていきたい」と意欲を示した。

従来の「会議室での議論」にとどまらず、今回は実際の街へと飛び出すプログラムが含まれている。市長たちは会場を離れ、ハルビンの街並みや氷雪観光スポットを訪れ、この都市が極寒の中でいかに活力を生み出しているかを体感した。氷像制作現場では、初めてノミを手にし、氷像アートの精巧さと難しさを実感する市長の姿も見られた。カナダ・エドモントン市のアンドリュー・ナック市長は、「氷像の後ろにある卓越した技術に深く感銘を受けた」と語った。

今回の対話の核心は「氷雪IP」の構築にある。市長たちはハルビンの名所を巡り、「厳しい寒さをチャンスに変える」という「氷雪経済」の革新的なあり方を視察した。中でも「ハルビンを歩く」イベントで、一行が最も長く滞在したのは中央大街(セントラルストリート)であった。100年の歴史を持つこの古い道路の両側に並ぶ「万国建築群」は、都市の歴史の証人であると同時に、文化と観光が融合した重要な拠点となっている。ギリシャ・ハランドリ市のクリスティーナ・ミハリラ副市長はこれに強い関心を示し、特に「都市の文化遺産をいかに観光資源に転換するか」という点に注目した。

氷上ドラゴンボート会場では、ドイツ・マクデブルク市のクロール副市長がチームを率いて参戦。「マクデブルクにもドラゴンボートの伝統はあるが、川が凍ることはないんだ」と笑顔で語った。トルコ・エルズルム大都市圏のザフェル・アイナル副市長はこの体験を「完璧」と評し、「氷雪は単なる自然現象ではなく、都市と人々を結ぶ感情の絆である」と述べた。

会場から街頭へ、対話から体験へ。今回の「世界市長対話」が示したテーマは明快だ:寒冷地は発展の辺境ではなく、氷雪も制約ではない。それらは再定義可能な資源である。ハルビンは自らの実践を通じて、厳しい寒さの下でも開放、協力、そして機会を育むことができることを証明した。

【記者コメント】氷雪が世界をつなぐ

イベントの終盤に象徴されるように、かつて人々は氷と雪を通じてハルビンを知った。しかし今、世界はハルビンを通じて、等身大の、多様性に富んだ、可能性に満ちた中国を目の当たりにしている。「氷雪が世界をつなぐ」という言葉は、もはやスローガンではない。それは理解され、体験され、共有される「都市の共通言語」になりつつある。

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