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月曜日, 2026-06-15
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新宿から大企業へ:約900人の留学生がこの専門学校で技術を「徹底的に磨く」理由

東京・新宿、午前九時。日本電子専門学校の一教室では、二十数名の学生が画面上のコード行を見つめて眉をひそめている。教壇では、白髪交じりの講師が関西弁を交えた日本語でゲーム物理エンジンのアルゴリズムを解説している。学生席では、中国からの留学生、葛(かつ)さん(仮名)が猛烈な勢いでノートを取っている。彼はここ数日、課題や制作に集中しながら学びを深めており、かつて大好きだった秋葉原に足を運ぶ時間も限られている。アルバイトとの両立も工夫しながら、日々の学習に取り組んでいる。

「いつか、アニメやゲームのスタッフロールに自分の名前を載せるんだ」。そう語る彼の目には、強い光が宿っている。

この学校には、彼のような留学生が約900人が在籍しており、そのうち中国人留学生が約半数を占める。彼らは安逸な生活を捨て、言語と文化の壁を越えてこの日本の専門学校へやってきた。目的は、技術を「ガチで」磨くことだ。彼らを惹きつけるのは、極めて現実的な理由である。「卒業すれば即就職」が可能であり、それも日本の一流IT企業やゲーム大手へ入る確率が高いからだ。

高い就職率、技術特化のカリキュラム、そして明確な学歴アップのルート。これらの実績の背景には、どのような教育理念があるのか。76年にわたり技術教育を深掘りしてきたこの強豪校の成功の秘訣は何なのか。これらの疑問を胸に、記者は先日、日本電子専門学校の学生募集部長、木村佑氏にインタビューを行った。

「専門学校」への偏見をどう壊すか? 76年の専念が最高の答え

中国の親たちの認識では、「専門学校」という言葉には微妙にネガティブなニュアンスが含まれる。中国でいう「専科(短大レベル)」や「技校(職業訓練校)」のように、大学に合格できなかった者の「逃げ道」のように聞こえるからだ。

しかし、日本電子専門学校の歴史は1951年にまで遡る。当時はラジオ修理技術者を育成する小さな講習所に過ぎなかった。それから76年、今や日本のコンピュータ、電子・電気分野における最も老舗の専門学校の一つとなった。

「一部の専門学校では、コンピュータ、ファッション、スポーツ、動物など、多種多様な分野を併設していますが、うちは違います。一貫してコンピュータと電子技術分野の教育に特化してきました」と木村氏は強調する。同校が掲げる二大教育の柱は、CG・映像、ゲーム、アニメ、デザインなどの「デジタルコンテンツ分野(コンピュータ技術で娯楽を届ける)」と、AI、情報処理、Web・モバイル、ネットワーク・セキュリティ、電気・電子などの「エンジニアリング分野(技術で社会を便利にする)」だ。

流行に乗っただけの学科は作らず、76年間ただ一つのこと、すなわち「日本のIT・エンタメ業界に第一線の技術人材を送り出すこと」に専念してきた。このこだわりが、中国の親たちが抱く「専門学校=低レベル」という懸念を打ち消している。他の大学が「総合職(営業、事務、人事)」を育てる中、日本電子学校の学生は入学初日から、将来どの大企業のどのデスクに座るかをすでに見据えているのだ。

卒業後の進路は? 就職率90%以上は「日本IT業界への切符」

過去10年間、この学校の留学生の就職率は常に90%以上を維持している。

この数字だけでは実感が湧かないかもしれないが、在日中国人留学生全体の就職率が約44%であることを考えれば、この「90%」がどれほど重い数字かがわかるだろう。二年間の厳しい技術訓練を耐え抜けば、ほぼ確実に日本のIT業界へ足を踏み入れることができるのだ。

「単に仕事が見つかるかどうかだけでなく、自分が学んだ専門分野の業界に就職できるかを重視しています」と木村氏は言う。

日本の専門学校でも、ここまで徹底できている学校は多くない。その秘訣は、企業との協力体制にある。

日本には「職業実践専門課程」という制度がある。企業と連携してカリキュラムを編成する専門学校の学科を、文部科学省が認定するものだ。日本電子専門学校では、昼間部のうち卒業生を輩出している全学科が、この認定を受けている。

これは何を意味するか。カプコン、NTT、富士通といった企業名が単なる飾りではなく、実際に現場のプロが「講師」として教室にやってくるということだ。

「ゲーム制作を教えてくれる先生が、実は『モンスターハンター』や『バイオハザード』を作っている現役のディレクターだったり、ハリウッドで活躍したクリエイターが講演に来たりします」と在校生は語る。ゲーム業界を志す中国人学生にとって、これは夢のような環境だ。

さらに、学内では自校の学生だけを対象とした企業説明会が開催される。多くの企業は求人サイトで広く募集するのではなく、直接この学校へ採用に来る。アニメやゲーム分野では作品講評会も行われ、企業担当者が学生の作品をその場で直接審査する。

「東大や早稲田の学生と同じ土俵で競う必要はありません」。ある卒業生は言う。「企業側は、私たちが学んできたことが即戦力として必要だと知っているからです」。

学歴コンプレックスをどう解消するか? 「iU編入」という最強のカード

子供を海外に送り出す中国の親が必ず聞く質問がある。「専門学校卒で学歴は止まってしまうのか?」

この学校において、答えは「ノー」だ。

運営母体である学校法人電子学園は2020年、4年制大学「情報経営イノベーション専門職大学(通称:iU)」を設立した。ICT、ビジネス、グローバルの3分野をバランスよく学び、「新しい価値を創造するイノベーター」を育成する大学である。

最大のポイントは、日本電子専門学校を卒業して得られる「専門士」の称号があれば、iUの3年次へ編入学できる点だ。つまり、さらにiUで2年学べば、4年間で「専門士」と、日本政府公認の「学士(大卒)」の2つの学位を取得できる。

専門学校 → iUへ編入 → 学士取得……技術を身につけつつ学歴も補完でき、時間も無駄にしない。これは「学歴+技術」を両取りできる近道だ。

真剣に技術を学びたいが、学歴が認められないのも不安だ――そんな中国人学生やその親にとって、この選択肢はすべての懸念を払拭する決定打となっている。

言語の壁はどう越える? JLPT N2がなくても大手へ行ける!

留学生が最も恐れるのは、「日本語が下手で面接に落ち、内定がもらえない」ことだ。

しかし、この学校における企業の採用ロジックは逆である。

木村氏によれば、企業が重視する優先順位は「技術力、作品の質、そして日本語能力」の順だという。

日本語はもちろん重要だ。だが、日本電子専門学校では、入学試験を受けて学校側が日本語能力試験(以下JLPT)N2相当と判断し、面接をパスすれば合格できる。スムーズに合格を勝ち取った学生は、自身の経験を踏まえて後輩たちをこう励ましている。「全体の難易度は高くなく、先生の言葉も基礎的です。例えば『長所』を直接『いい点』と言い換えてくれたりします。面接原稿を書くときは、自分のレベルに合わせて基礎的な単語や文法を使うと、より自然に答えられます」。

さらに重要なのは、日本語の流暢さよりも、「何が作れるか」「コードが動くか」「そのゲームが遊びたいと思わせるか」という点である。

「日本は学歴よりも技術を重視する国です」。カプコンに内定した中国人留学生の李さん(仮名)はそう断言する。彼女は面接で「入学してからどう学び、どんなゲームを作り、入社後に何を作りたいか」を詳細に説明した。会社が求めていたのは、高い敬語を話す社員ではなく、ゲームを作れる人間だった。

「専門科目をしっかり学び、資格を取れば、心配する必要はまったくありません」。学生グループの中で、就職への不安を抱える後輩に対し、経験者の譚さん(仮名)はこう答えている。「結局は個人の努力次第です。専門学校や大学院に過度な期待をせず、やるべきことを淡々とこなせば、結果はついてきます」。

ネット名「momo」の先輩もこうアドバイスしている。「『最終合格証書』を取ることが一番大事です。就活のときに大きな武器になります」。

さらに、学校は日本企業の変化を鋭く見抜いている。「日本人は総じて内向的ですが、留学生は積極的な傾向があります」と木村氏は言う。「日本語だけでなく他言語も扱え、就職という明確な目的があるため、モチベーションが非常に高いのです」。

これは、中国人の強みである「積極性」や「自己主張」が、むしろ武器になることを意味する。集団主義や年功序列が根強い日本の職場において、留学生の「外向性」は希少なリソースとなりつつある。

陳さん(仮名)のエピソードがそれを象徴している。学校で開催された「学習交流会」で、ある社長に自ら話しかけ、その後もメールでフォローを続けた。結果、面接当日に採用が決まった。

「積極的な姿勢が大切です」。彼の言葉は、シンプルだが力強い。

彼らはやり遂げた:5人の中国人留学生が見つけた「裂け目から差し込む光」

理論よりも、実際のストーリーこそが説得力を持つ。

カプコンに内定した李さん(仮名)は、着実な歩みを見せた。担任の先生にはいつでも学習や就職の相談ができ、留学生専用窓口ではビザ、生活、アルバイト、経済面のサポートを受けられた。キャリアセンターでは、面接内容や卒業生の実績、給与など、大量の企業情報を事前に把握できた。「日本は学歴より技術。日本で技術を磨きたいなら、専門学校へおいで」。

ゲーム制作研究科を卒業した黄さん(仮名)は、『NARUTO』シリーズで有名なサイバーコネクトツーに入社した。日本語学校からスタートし、日本のトップゲーム会社の開発最前線へと辿り着いた。

中国の短大を卒業後、日本のサブカルチャーへの愛から来日した葛さん(仮名)。専門学校の課題は「秋葉原に行く暇もない」ほど過酷だったが、彼はやり抜いた。卒業後は埼玉県のIT企業に就職し、月給20万円。彼の夢は「いつか、アニメやゲームのクレジットに自分の名前が載ること」だ。

陳さん(仮名)は交流会のチャンスを掴み、社長に自らアプローチして即日内定を得た。「先生は日本人にも留学生にも平等に厳しい。だからこそ、自分を追い込んで学習できました」。

小林さん(仮名)はクラウド運用を学び、2023年に帰国した。当初は済南の受託会社で月収6000元からのスタートだったが、日本語と実務経験が評価され、入社四ヶ月で日本の旧システム移行案件に抜擢された。半年後には上海へ転職し、月収1万6000元(約32万円)に日本出張手当がつくまでになった。

小林さんの言葉は、この道の本質を突いている。「学歴で苦労することはあるけれど、技術と日本語があれば、それは裂け目から差し込む光になる」。

この道は、誰に向いているか?

日本電子専門学校は万能ではない。名門大学の肩書きが欲しい人、金融コンサルを目指す人、総合商社に入りたい人には向かない。

しかし、以下の三つのタイプには最適だ。

第一:日本のゲーム・IT大手に入りたい技術志向の人。プログラマやエンジニアを目指すなら、最短ルートである。

第二:学歴は平凡だが、技術への情熱と作品がある人。大学名ではなく、コード、作品、学習能力で評価される。

第三:JLPT N2程度で、これ以上語学学校や研究生に時間を費やしたくない人。二年間で直接就職でき、タイムコストが極めて低い。

木村佑氏は最後にこう締めくくった。

「日本は安全でチャンスに満ちた国です。特にIT分野は今後も成長し続けます。日本で学び、就職したいと願うなら、ここは絶好の機会です」。

中国人学生にとって、これは過小評価されている「穴場」のルートかもしれない。派手さはないが、極めて実利的だ。技術で語り、作品で道を切り拓き、二年間で大手の内定を勝ち取る。

新宿から大企業へ、教室から開発現場へ。毎年400人近い中国人学生がこの選択をしている。

彼らの物語は、あなたの次の選択肢になるかもしれない。

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